めったにしないんだけれど、 
１年に一回くらい針に糸を通す事がある。 

いまどき、奥さんですらその手の作業はしない。 
彼女は、洋裁学校卒業しているが、 
ミシンなんてものを使っているのも十何年も見ていない。 

そもそも、家にはもう無いかもしれない。 

だいたいにおいて物持ちのいい人間なので、 
手直しする前に賞味期限を越えてしまう事が殆ど。 
贅沢しなけりゃ、身の回りのものは安い。 

でも、それでもお裁縫をする必要のあるものがある。 
それは、スポーツウェア。 

スポーツウェアと言えば聞こえはいいが、 
要するに長年にわたり酷使されまくった衣類らしきもの。 
どういう疲労でどういう状態なのかは自分にしか解らない。 
なもんで自分にしか直せない。 
で、奥さんの出る幕は全く無いのだが・・・ 

それにしても感心するのは、小学校の高学年で習った 
家庭科の授業が生きている。 
たいした事は習って無いはずなんだけれども 
なんとかなる。 
その中でも一番思うのは、縫った後で糸を止める方法。 
あれは、習わなきゃ解らないと思う。 

糸の出口と針を重ねて親指で抑えて３回糸を廻す。 


それ以外にも、キャベツとか刻んだ記憶がある。 
今考えたら危険な授業です。 
恐いもの知らずの小学生に包丁持たすんだもんなぁ・・・ 


きっちり、私は自分の薬指刻みましたが。